安来市議会 > 2009-09-03 >
09月03日-03号

  • "雇用調整助成金"(/)
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  1. 安来市議会 2009-09-03
    09月03日-03号


    取得元: 安来市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    平成21年第 34回 9月定例会             平 成 21 年 9 月 定 例 会平成21年9月3日(木曜日)            出 席 議 員 ( 2 6 名 ) 1番 田中 明美君      2番 嘉本 祐一君      3番 田淵 秀喜君 4番 田中 武夫君      5番 石倉 刻夷君      6番 岩田 拓郎君 7番 勝部 幸治君      8番 岡田 麻里君      9番 永田 巳好君 10番 葉田 茂美君      11番 金山 満輝君      12番 中村 健二君 13番 嶋田 豊昭君      14番 井上 峯雄君      15番 佐伯 直行君 16番 足立 喜信君      17番 山本 武士君      18番 河津  清君 19番 中島 隆夫君      20番 深田 富造君      21番 梶谷  厚君 22番 上廻 芳和君      23番 遠藤  孝君      24番 内藤 美雄君 25番 梅林  守君      26番 山本 敏熙君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 金山 和義君   事務局次長 太田 健司君   主幹   門脇 直哉君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      近 藤  宏 樹君      副市長     渡 部  和 志君 教育長     伊達山  興 嗣君      市長室長    伊 藤  耕 治君 広瀬地域センター長              総務部長    真 野  善 久君         石 田  行 生君 市民生活部長  仁 田  隆 敏君      健康福祉部長  原 田  理 文君 産業振興部長  田 中    操君      基盤整備部長  井 上    博君 上下水道部長  岩 見    良君      消防長     三 徳  伸 吉君 会計管理者   廣 江  奈智雄君      総務部次長   児 玉  好 之君 健康福祉部次長 太 田  善 明君      産業振興部次長 石 丸  秀 一君 基盤整備部次長 井 塚  政 美君      市立病院事務部長井 上  幸 治君 総務課長    石 井  信 行君      財政課長    大久佐  明 夫君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程(第3号)                      平成21年9月3日(木)午後1時30分開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時30分 開議 ○議長(深田富造君) 定足数に達しましたので、これより会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(深田富造君) 日程第1、一般質問を行います。 今回から一括方式、一問一答方式ともに制限時間は50分でございます。 通告順に質問を許可いたします。 初めに、一括方式で行います。 5番石倉刻夷議員、登壇願います。            〔5番 石倉刻夷君 登壇〕 ◆5番(石倉刻夷君) 午後になりましたので、失礼します。議席5番石倉刻夷、一般質問をいたします。任期最後の定例会でありますが、1番バッターとして4項目について質問をいたします。 まず、衆議院選挙結果について市長の所見を伺います。 今議会の所信表明で、政権交代により経済危機対策関連予算の一時凍結、見直し、交付金など財源とする今年度事業への懸念に対し、そのようなことのないように期待していると述べられました。また、景気の回復と疲弊した自治体の行財政の改善が図られる政策運営を切に願うところでありますと結ばれました。期待と願望のまじった所信でありましたが、一昨日島根県の溝口知事は、自民党、公明党を窓口として政府に地方の活性化に向けた行動を展開すると記者会見で述べられたように伺っております。市長の具体的行動、スタンスを伺うものです。 次に、合併から丸5年を迎えようとしています。以前JAの合併のときに、組合員から目まぐるしく職員の方々の異動と営農方針の転換などにより定期総代会では厳しい意見が飛び交って紛糾したと聞いておりました。そうした中で、まあ10年はかかるであろう、落ちつくためには時間を要しますとの声を聞きました。市町村合併は、財政などを解決するために国や県を挙げて推進された平成の大合併、明治、昭和の合併は人口がふえる中で行われましたが、このたびは人口が減る中で進められてきました。郡部というか、周辺地域の疲弊がしているとの声もありますが、私は合併の効果があらわれるのは相当な時間がかかると思います。 市長は、選挙でもろもろの課題を掲げて市民にとわれ、絶対多数圧倒的な支持を得られました。主な公約は、新庁舎は現在地で建設、財政の健全化、安来節演芸館の事業の見直し、そしてまちづくり環境保全で7項目、行財政改革で5項目、地域振興と中山間地対策で4項目、教育の充実に関して4項目、福祉、医療の充実に関しては6項目で、その政策実現のためにまちづくり座談会等に積極的に出かけられて市政運営、方針を説明されておられます。1年を経過した今日における、特に合併による課題について、そしてその方向性を見定め、市民生活の向上、市民の一体感につながる施策と市長の現在の心情を込めた所見を伺います。 3点目に、合併後の実行された権限移譲の案件とその実情について伺います。 地方自治の充実の一端として、各種の事務事業が権限移譲されつつありますが、その案件、内容、そして市の担当部局、できれば担当職員の人数がわかれば示していただきたいと思いますが、今後さらに権限移譲があろうと思われますが、ただいまの状況の中でどのような他市の状況等踏まえて傾向があるでしょうか、伺います。そして、そのために職員の定数を検討する必要がないでしょうか、伺います。 4点目に、平成19年に制定されまして平成19年12月の定例会で、私は市の花、木、鳥、魚を制定された、そのことについて市民の一体感を醸成するため、その実践躬行に努められたいと質問いたしました。そのときの答弁は、市民の皆様が自然環境に目を向けていただこうという考えで制定したもので、具体的な施策は考えていない、提案いただいた内容は大変貴重な意見として今後の施策を考えていく上で参考にさせていただきますとありました。この際、再度その具体的啓発活動について伺いたいと思います。それぞれよろしく答弁をお願いします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。            〔市長 近藤宏樹君 登壇〕 ◎市長(近藤宏樹君) 皆さんこんにちは。 それでは、石倉議員にお答えいたします。 まず初めに、衆議院選挙の結果についてということでございますが、御存じのように大変戦後初めての大きな政変ではないか、私はこういうふうに思っているところでございます。何かちょっと平静としておりますが、政治的には大変革のときではないかというふうに私は位置づけております。主権者の国民の審判であります、これは真摯に受けとめていかなければならない、こういうふうに思っております。民主党政権が来週10日後ぐらいですね、誕生するわけでございますが、内政外交におきましても今とても重要な時期でございますので、国政のかじ取りをしっかり行っていただきたいと思っているところでございます。とりわけ地方の疲弊が今大変問題となっておりますので、地方にも目を向けた政策を行っていただきたい。そして、先ほど知事の話もございましたが、我々安来市といたしましても各自治体と連携をとりながら、これまでどおり地方に目を向けてもらうような要望を強くしていきたい、こういうふうに思っているところでございます。 次に、就任から1年が経過したけども、今日における諸課題あるいはマニフェスト等のことを申されました。それについてお答えいたします。 昨年、私は市長選挙で26の項目を掲げてマニフェストを掲げて当選をさせていただきました。具体的には、入院医療費の助成対象を就学前児童から小学生3年まで拡大あるいは賢人の集いを見直して自治会主催の敬老会へ予算を重点配分あるいは今高速路線バス安来停車の実現を目指して今調査実施しているところでございます。また、学校の図書司書の全校配備、また携帯電話あるいはブロードバンド等の整備、不感諸地区の解消等を今進めているところでございまして、26公約中完了したのが2つ、着手中が19、まだ未着手が5でございます。ほぼ大体85%ぐらい完了または今着手しているところでございます。あと残りは、これ中・長期的に行っていきたいと思っているところでございます。 もう一つ、合併後の心情はどうかということを聞かれましたが、これは一定の一体感が醸成されきつつあるところであると思います。私の心情といたしましては、そういうところでございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。            〔総務部長 真野善久君 登壇〕 ◎総務部長(真野善久君) 失礼します。 私のほうからは、権限移譲の関係と花、木、鳥、魚の関係について答弁をさせていただきたいと思います。 まず、権限移譲でございますが、おさらいというか確認のためでございますが、県から市町村への権限移譲というのは平成15年にスタートしておりまして、当初62項目であったものが平成19年3月の改定によりまして216項目と大幅に追加されている、これが県の状況でございます。県はこの計画をもとに毎年重点的な項目を定めて市町村に対して移譲に向けた協議、調整を我々のほうも受けているという、こういうふうな状況になっております。その際、私どもの考え方としては、まず第1点、まず権限移譲で受ける事業としては第1に住民の利便性の向上に結びつく、これが一番大事でございます。2点目としては、その受けた事務量の増加による職員の確保、具体的には現状で受け入れが可能であるか否か、したがいまして後ほど御説明いたしますが、移譲を受けたことによって職員の増を行ったものは今のとこありません。 具体的に、じゃ、どういうものが今この19年以降のところで権限移譲を受けたかということでございますが、まず平成19年度では市町村の区域の町等の区域設定等に関する、いわば町の関係のものでございますが、これが総務課が担当しております。それから、新たに生じた土地の確認に関する事務、これも総務課のほうで今担当をしております。それから、学校教育課の関係で2つほどございまして、市町村立学校教職員の給与の関係で手当の事務等々、それから単身赴任等の手当の事務、こういうものがおりております。平成20年度では4件、福祉課で2件、知的障害者相談員に関する事務というのと身体障害者相談員に関する事務というもの、それから農林振興課のほうでは鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する事務、都市政策課のほうでは特定路外駐車場に関する事務という4件を受けているとこでございます。本年4月からは、3件権限移譲を受けておりまして、1つは市民参画課のほうでNPO法人の設立、運営、監督に関する事務というもの、それからあと2件はいきいき健康課のほうで看護職員等業務従事者届けに関する事務と看護師の免許に関する事務という、こういうものを現在受けているというのが現状でございます。 続きまして、市の花、木、鳥、魚の制定後の取り組みについてのお尋ねでございました。 結論から申しますと、現在のところ具体的な事業まで移してないというところでございますが、ただ今回来月予定しております新安来市発足5周年記念式典のしおり、それからさまざまな機会をとらえましてこういうものを制定しているということの啓発を行っているところでございます。前回の答弁でもございましたが、戦略的にどうするかというのはまだ具体的なものは何も持ってないというのが現状でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 石倉刻夷議員。 ◆5番(石倉刻夷君) 市長のほうからは、衆議院選挙のことで答弁いただきましたですが、各自治体と連携をとりながら進めたいというお話がございました。その辺、具体的にどのような連携をされるかというふうなことも踏み込んで聞きたいわけでございますけども、きのうの全員協議会等あるいは今議会でブロードバンドの予算等の問題があるわけでございますので、その辺連携をとれる内容あるいは単独で行動を起こされる内容等が多々あろうと思いますので、十分その辺を配慮してお願いしたいというふうに思います。 それから、公約に対しては85%というような達成というふうなことでございますけども、課題はまだまだ山積していると思いますので、その辺につきましては庁舎問題等もあるわけでございますので、後ほどまた今議会での一般質問でされる方もあるわけでございますので、私もそれを勉強したいというふうに思いますが、市長が言っておられます完了2、進行中19、未達成5が市民にきちっと伝わるというのが一番市民が喜ばれるんじゃないかというふうに思いますので、その辺の伝達もされたらというような思いでございます。 合併の課題でございますけども、その中で昨日の全員協議会ブロードバンドインフラ整備42億8,000万円が公表されましたですが、市民への説明と市民負担の明確化、さらにはデジタル化に対応する難視聴地域あるいは共聴テレビ組合への私は適切な情報提供をお願いしたいというように思います。 それから、市長あえて触れられませんでしたが、先ほど申しましたですけども、庁舎問題が平行した論戦が昨日も全員協議会でありました。私は、きのうの最後に発言されました勝部副議長の議会議員としてのいわゆるぶれない発言をぜひとも再度私は議事録で確認をして検証する中で、私としてのスタンスを固めたいというふうな思いがしたところでございます。市長の庁舎への思いを理解するためにも、繰り返しますけども本議会で金山議員が質問されますけども、注目したいというふうに思うところでございます。 権限移譲についてでございますが、たくさんの項目があって、それらが順次権限移譲されるということが今真野部長のほうからあったでございますが、冒頭にありましたように住民の利便性、それから事務量の確認ということで今メモったとこでございますけども、私は特に許認可にかかわることが申請者、いわゆる申請者の立場に立った市民の目線で適切に助言指導をお願いしたいという思いでございます。 いい例か悪い例か余り言いますと差しさわりがあろうと思いますけども、ちょうど今の時期でございますが、国道問わず県道あるいは市道ののり面にイノシシのさくがずっと並んでおりまして、私も多分に漏れず設置しておりますが、管理といいますか、本来ですと交通安全上も悪いでしょうし、県有地あるいは国土交通省の敷地の中にさくをしているわけでございますけども、同情的か道義的かわかりませんが、設置者と大変トラぶったというふうな話は聞いておりません。論外の事例でございますけども、要はそういった適切なこういったことは危険ですよというふうな指導も大事でしょうけども、申請者の立場に立った対応をお願いしたいというふうに思います。権限が移譲するということは、市長の権限でなれるものが常識的に移譲されるわけでございますので、その辺をきちっとやっていただいて、さらに今真野部長のほうからは人員増はなしということでございますが、これもベルトで例えますと若干はたわみがありますと非常に円滑に行くわけでございまして、職員の方がぎっちぎちの状態ですとなかなかその事務量をこなすためにふえておっても、定数増はないということになってくると、勢い、どういいますか、勉強不足と言っちゃなんですけども、定規にはまった指導、助言しかできないというふうなことになろうと思いますので、その県あるいは上部機関から権限移譲されたものが十分マスターできて、それに対して申請者あるいは市民に適正にできるようなゆとりのある人員配置が私はいいんじゃないかというふうな思いがしてるわけでございますので、そのことについては心配せんでもええ、おまえ優秀な職員が残っといて、おまえみたいなのがやめたけん大丈夫だと言われはするかもしれませんが、ひとつ思いを伝えておきたいというふうに思うところでございます。 それから、市のシンボルとして制定されたことについての質問でございましたけども、さらりと御答弁いただきまして、実は昨日文化協会の役員会がありまして、私はまたこの質問をしますよと言ったところ、花と言いましたら桜、鳥と言ったら大半の人が白鳥、魚はどじょうでしょうと答えられましたが、木はと言うと笑いながら竹と答えられました。合併5周年で一つの啓発というようなことがございましたですけども、例えば合併5周年でどっかの一角に記念の竹を植えたらと思いますがといって言われたら、恐らく、え、竹を植えるとはというようなことになろうと思いますが、でも勉強に出かける機会がありまして、視察に出かけますと研修等に出かけますと、用件が終わりますとタイミングを見計らって私はおたくの市の木は何ですかと尋ねますと、大体クスノキとか、あるいは黒松とか、カエデなどが多いわけでございますが、逆に安来市は何ですかと聞かれますと、ちょっとためらいながら竹でございますと言うわけでございます。本当に竹が誇れるような一考をお願いして、本日午後の質問になりましたので、大変気合いがちょっと抜けまして、再質問をお願いしたいとこでございますけども、以下この後、先輩各位が残っておられますので、一方的にお願いを申し上げまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で5番石倉刻夷議員の質問を終わります。 13番嶋田豊昭議員、登壇願います。            〔13番 嶋田豊昭君 登壇〕 ◆13番(嶋田豊昭君) 13番嶋田でございます。午後の大変皆さんお疲れの時間帯でございますが、先ほど石倉議員もさらっとやられましたので、私もできる限りさらっといきたいというふうに思っております。どうかしばらく御辛抱いただきますようにお願いします。 通告をしております2項目について一般質問を行います。 まず、1番目の項目であります食育の推進についてであります。 日本経済の発展に伴い、飽食の時代と言われるようになってから相当の年数が経過し、現在は食べ過ぎや運動不足による生活習慣病がふえる傾向にあり、食生活の改善や食の安全についての関心が全国的に高まってきているものと理解しております。近年生活習慣病が低年齢化しているようであり、その対策としては学校における食育教育の充実はもとより、就学前、幼児の食育推進とあわせ地域全体の課題として食育推進施策の充実が必要と考えますので、これから申し上げます3点につきまして市長、教育長の所見をお伺いをいたします。 1点目の安来市における食育の推進、食育の必要性についての基本的な考え方についてであります。 平成17年6月に食育基本法が制定され、国、地方公共団体及び国民の食育の推進に関する取り組みを総合的かつ計画的に推進することとなりました。法律では、地方公共団体に対しては地域の特性を生かした自主的な施策の策定及び実施を求め、教育関係者に対してはあらゆる機会とあらゆる場所を利用して積極的に食育を推進するよう努めるとともに、他のものの行う食育の推進に関する活動に協力するよう、それぞれの責務として規定していますが、食育の推進に関し現在の取り組みの状況及び基本的な考え方をお伺いをいたします。 次、2点目、食育と学校給食についてであります。 学校給食は、児童の食育教育の場でもあり、食育推進について最も重要な部門であると思いますが、教育委員会としての基本的な方針及び現在実施している特徴的な取り組みなどをお聞きします。また、食の安全や給食施設の安全管理、特に夏場の冷房設備未設置校の施設改善に対する考え方を伺います。 3点目、幼稚園、保育所における食育の推進について伺います。 就学前の幼児についても、食育の推進が必要と思います。現状と課題等、またこれからの食育の充実に関しての考え方などについてお聞きします。また、保育所における調理室で冷房設備がない施設があります。夏場の給食の安全管理上問題ではないかと思います。施設の改善等についても、あわせてお伺いいたします。 2項目め、地域経済財政の低迷に対する安来市の対応についてであります。 私は3月、6月の議会の一般質問でも、地域経済について同様な質問をいたしましたが、今度の議会でもその後の状況について市長の所見を伺います。 先日の新聞報道で、安来市内の企業の業績悪化に伴い、法人税の還付金が予想を上回ったとのことでありました。昨年は173社で2億1,400万円の予定納税額があったものが、今度の急激な景気悪化により1億5,000万円余りの還付ということになったわけでありますが、それは市内の製造業を中心とする企業が大きな打撃を受けていると思われ、大変心配をしております。安来市においては、今の情勢を深刻に受けとめ、対応策を検討のことと思いますが、次の点について伺いをいたします。 5点ばかり伺いをいたしますが、1点目は市内の企業の現状と今後の見通しについてであります。 山陰の経済動向は、景気はなお厳しい状況にあるが、徐々に下げどまりつつあるということで、ようやく景気の底を脱した感があります。しかし、安来市内の主な企業の現状は、鉄鋼など全国的な需要低迷が続いているようであり、困難な状況があるのではないかと心配をしております。市内企業の現状とこれから先どのような見通しを持っていられるのか、伺います。 2点目、失業率の上昇に伴う雇用対策等についてであります。 市内の主要企業は全国的に失業率の上昇、求人倍率の低下などと同様ないしより深刻な状況にあるのではないかと思っております。現状をどのように把握しているのか、また雇用対策等今後の見通しについて伺います。 3点目、失業者の増加に伴う生活保護の申請状況と福祉事務所の対応についてであります。 経済危機の状況が続き、失業者の数もこれまでにない状況となっているのではないかと考えます。生活に困窮した人に対する相談窓口は、安来市の組織機構としては福祉事務所が主となると思いますが、相談人数等どのような対応の状況か、申請が増加しているようであれば、今の組織体制で十分対応ができるか、また保護申請などの内容についてはよく理解できるようなシステムができているか、伺いをいたします。 4点目、市税収入の影響と財政計画についてであります。 不況による法人市民性の還付金が予想を上回ったとのことでありましたが、個人住民税も今後大きく落ち込むことが予想され、これから先景気回復が長引くようなことがあれば、財政計画の大幅な変更が必要となると考えていましたが、昨日からきょうにかけての議員懇談会中期財政見通しについて詳しい資料の提出、また説明がありました。市税の大幅な減額などを見込みながらも、合併特例債の基金の積み立て増額など後年度に向けた備えが計画の中に盛り込まれたことは評価するものであります。しかし、今後の情勢変化に対応した再度の計画変更は避けられないと考えます。中期財政見通しを策定するに当たり、財政計画の変更について主にどのような配慮をされようとしてるのか、お伺いをいたします。 最後、5点目でありますが、地域振興券の発行による効果と今後の発行計画についてであります。 ことし4月に発行された安来市の地域振興券は、好評のうちに販売と同時に完売しましたが、その経済効果はどのように評価されているのか、商品の引きかえはまだ残っているのか、市内には商品券の取扱店のポスターがたくさん目立つわけでありますが、今後も発行する方針であるのか、また使用された人への特別枠などを考慮した発行の検討ができないかなど地域振興券に関しての所見をお伺いいたします。 以上です。市長、教育長の答弁をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。            〔市長 近藤宏樹君 登壇〕 ◎市長(近藤宏樹君) 嶋田議員の質問にお答えいたします。 私のほうからは、地域経済の低迷に対する安来市の対応について、その1で市内企業の現状と今後の見通し、そして2番の失業率の上昇に伴う雇用対策等についての対応はという御質問にお答えしたいと思います。 まず、第1の市内企業の現状と今後の見通しということにつきましては、8月に日立金属安来工場及び関連会社への景気動向の聞き取り調査を実施しております。日立金属安来工場及び関連会社とも08年下期から09年第1・四半期に景気の底打ち、現在エレクトロニクス材料、部品材料は08年上期を100%とした場合、6から70%まで回復してきているとのことでございますが、主商品である工具、刃物材料は自動車の新型車開発がないことなどを受けて20%で依然として低迷を続けているとのことでございます。全体で見ますと、50%程度でありますが、今後65%程度まで回復する見通しを立てておられます。建設業につきましては、土木工事部門において緊急経済対策の効果があらわれてきておりますが、建築工事部門につきましては民間企業の設備投資等の受注がなく、依然として厳しい状況にございます。小売サービス業については、地域経済を下支えしている製造業、建設業の低迷で所得水準も低下し、一部のディスカウントショップを除いて低迷しております。 次に、失業率の上昇に伴う雇用対策等についての対応でございます。 島根県の6月の有効求人倍率は0.59、安来市の6月の有効求人倍率は0.42と県平均を下回り、依然として厳しい状況には変わりありません。このような状況の中で、6月に松江地域職業訓練ネットワーク会議が設置されまして、現在まで2回会議が開催され、雇用対策及び意見交換等を行ってまいってきております。この会議におきまして、国の雇用調整助成金、中小企業緊急雇用安定助成金を活用しての雇用の維持と事業主の支援をしていくとの確認をしてきたところでございます。また、この助成制度については労働者についての教育、訓練を実施することによりまして加算制度があり、安来市においても島根東部地域訓練センターにおいて県との連携によりまして教育訓練を実施し、雇用の維持、事業主の支援を行ってまいりたい、このように思っております。 ○議長(深田富造君) 渡部副市長。            〔副市長 渡部和志君 登壇〕 ◎副市長(渡部和志君) 私のほうからは、嶋田議員の質問のうち食育の推進について、安来市の基本的な考え方あるいは現在進めております食育推進計画についてお答えをさせていただきます。 食育の必要性につきましては、嶋田議員のおっしゃいます認識と全く安来市は同じでございます。安来市といたしましては、食育は幼児、それから児童あるいは生徒の育成にとりまして大変重要なことであります。そのように認識しております。このため食育の推進に当たりましては、学校や保育園、そのような集団における食育のみならず、やはり地域あるいは家庭における食育も重要なものであるというふうに考えております。そういった意味で、学校等とそれから家庭が連携して進める必要があると考えておりまして、またそのための食育計画につきましては現在教育委員会あるいは健康福祉部が連携をとりまして準備委員会を開催するなど、その計画づくりを進めてまいっております。今年度そういったことを進めまして、できるだけ早いうちにこの計画を策定したいと、そして具体化に向けた行動をとっていきたいというふうに考えております。 個々の具体的な推進につきましては、教育委員会あるいは健康福祉部において実施をいたしておりますので、そのものにつきましては担当において説明をさせていただきます。 ○議長(深田富造君) 伊達山教育長。            〔教育長 伊達山興嗣君 登壇〕 ◎教育長(伊達山興嗣君) 私は、食育と学校給食について嶋田議員の御質問にお答えしたいと思います。 初めに、私このようなところに登壇し、お話しするのは初めてでございます。よろしくお願いいたします。 私も先ほど副市長が話しましたように、食育は非常に重要であると考えております。豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけるために必要な知力、徳力、体力を支える基盤になるものと、このように考えております。 では、学校給食についてでございます。 学校においては、学級活動の中で給食指導の時間があり、学級担任と栄養教諭が連携して指導に当たっております。その中では、栄養のバランスや食事のマナー等の指導とともに、日々の食材についての説明や地産地消の大切さ、また田植え、稲刈り体験等を計画的に取り入れ指導しております。今後、指導計画をさらに改善しながら、充実させていこうと考えております。給食の施設の安全管理につきましては、調理場の衛生面に十分配慮して管理しておりますが、今後より一層の施設改善に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 次に、幼稚園における食育についての御質問でございますが、栄養のバランスのよい食事をとる習慣化を図るためには、幼児期の指導が重要であると考えております。幼稚園では、子供への指導とともに、保護者への指導が学校以上に必要となります。学級懇談会や学級通信等を活用し、また献立表を配付したりして理解を求めるとともに、外部から講師を招聘したPTAの研修会を行ったり、家庭と連携した取り組みをさらに進めてまいりたいと考えております。今後ともさらに充実させていく考えでおります。 ○議長(深田富造君) 太田健康福祉部次長。            〔健康福祉部次長 太田善明君 登壇〕
    健康福祉部次長(太田善明君) そういたしますと、私のほうからは安来市で取り組んでおります食育推進の取り組み状況並びに保育所におきましての食育の取り組み、それから給食施設の安全管理につきましてお答えをさせていただきます。 安来市におきましては、健康増進法に基づきます健康増進計画健康やすぎ21をつくっておりまして、この中でも健康づくりの柱の一つとしてみんなでつくろうよりよい食習慣と食環境ということで、乳幼児期の食習慣づくりから生活習慣病予防対策に至るまで幅広く取り組んでおります。 具体的には、平成19年度から関係機関と連携をしまして食育フェスティバルを開催してまいっておりまして、市民の皆様にも多数お出かけいただいとります。また、安来市の健康推進会議では、健康やすぎ21のダイジェスト版を作成いたしまして、ことしの6月に各戸に配布をさせていただきました。その中で、家庭や地域、職場、行政で取り組むべき行動計画をお示しいたしまして、食育の推進に取り組んでまいっております。 次に、保育所における食育の推進についてどういう取り組みをしているかということでございますが、保育所では年齢に合った食事を提供するとともに、できる限り地元の食材を使うようにしております。また、菜園づくりなどの体験活動や保護者への啓発活動、食事マナーなどについても取り組んでまいっております。先ほど教育長のほうからも言われましたが、保護者への啓発により家庭での食育を推進していくことが重要であると考えております。 次に、完全管理上の問題でございますけども、食器や調理器具の消毒の徹底、また給食室の清掃等を日々実施しまして、安全管理に努めております。食品の衛生上や職員の健康管理上エアコンの設置が望ましいと考えております。今、安来市には未設置保育所が安来地域に5カ所ほどございまして、これらの未設置の施設につきましては今後計画的に設置していく考えでございます。 以上で答弁といたします。 ○議長(深田富造君) 原田健康福祉部長。            〔健康福祉部長 原田理文君 登壇〕 ◎健康福祉部長(原田理文君) そういたしますと、私のほうからは失業者の増加に伴います生活保護の申請状況と福祉事務所の対応についてという御質問の中の生活保護の申請状況あるいは福祉事務所での対応の状況、また生活保護申請の内容、周知等のシステムについての御質問にお答えをさせていただきます。 今年度、安来市におきましては27件の相談がございましたが、景気の悪化に伴い職を失われた労働者の方あるいは雇いどめとなられました非正規労働者からの保護申請はございません。現在、生活に困窮している方からの相談は福祉課において4名の生活保護担当ケースワーカーと1名の査察指導員の体制で行っております。また、その相談の内容が多岐にわたる場合、例えば高齢者の場合は高齢者安心課あるいは子供にかかわることにつきましては子ども未来課と、部内での連携を持ちながら福祉事務所として対応を行っているところでございます。 保護の申請につきましては、事前に保護者との面接を行い、世帯の実態を把握することが不可欠となっておりますので、特に収入、資産などの要件や詳細な調査が必要とされることとなっておりますので、画一的な周知は困難な側面がございます。そのため、地域の民生委員あるいは児童委員の皆様方との連携を図りながら生活に困窮する方の発見あるいは支援に努めているところでございます。また、相談に当たる場合におきましては、生活保護のしおり等を作成をいたしまして、それを用いながらわかりやすい説明を心がけ、一人一人に応じたきめ細かな対応に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。            〔総務部長 真野善久君 登壇〕 ◎総務部長(真野善久君) 私のほうからは、財政計画の関連の御質問について答弁させていただきたいと思います。 議員おっしゃいましたように、財政計画、財政見通しでございますが、いま年ごとにも大きく変わる環境でございますので、その必要を都度都度に見直しをしていかなければならないという基本的な考え方持っているところでございます。今回財政見通し、昨年お示ししました中・長期財政計画と主にどこが変わったのかということは、議員の御質問の中にもございましたように、要は景気の悪化とともに安来市もその影響が大きく出ているという、歳入面で税収がかなり落ち込んでいくという、こういう昨年からの1年間の間で大きく変化があったということです。 具体的には、法人市民税の部分が20年度の決算対比85%減の4億5,000万円減るという格好で、今見込みを立てているところでございます。それから、個人住民税につきましても決算に対しまして22年度以降は3億円減を見込まざるを得ないような状況ではないかというふうなところ、まず歳入の1点目としては税の落ち込みが景気の低迷によってあるということが1点目でございます。それと、この景気の影響の税収の減というのは、国全体のもんでございますので、いわゆる交付税の財源としましての不足部分を補てんしております臨時財政対策債の発行限度額が引き上げられる、逆に言えば真水の部分がだんだんだんだん減っていく、いわゆる普通建設事業に充てる原資がなかなか確保できないという、こういう条件の中、まずそこでの歳入の見通しを立てて変更をしたものでございます。 歳出の面では、今議会でも都度都度御説明しておりますように、新たにブロードバンドという四十数億円の事業をやった場合どのような形になるのかと、大きければそのものを昨年お示ししたものに上乗せをしているというところで御理解いただきたいと思います。 なお、議員もおっしゃっていただきましたように地域振興基金、従前額基本的には大体12億円を限度というふうに申しておりましたが、上限5割は上乗せができますので、現在は計画全体では19億円まで積み立てるという計画の中で今回の財政見通しを立てたところでございます。 以上、説明といたします。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。            〔産業振興部長 田中 操君 登壇〕 ◎産業振興部長(田中操君) 私のほうからは、最後の質問になりますが、地域振興券の効果とその評価ということについてお答えしたいというふうに思います。 まず最初に、経済効果をどのように評価しているかということでございますが、市内経済の活性化あるいは産業振興を目的として地域振興券を発行したわけでございます。この利用状況につきましては、現下の不況の影響もあった関係で、主に日用品や食料品、こういった生活費に使用されているというふうに思っております。また、この指定券のうち市内の大型店12店舗でございますが、こちらのほうでの利用が約60%を占めているという状況でございます。しかしながら、個人商店におきましても大変好評であったようでございます。また、特に家電販売店におきましては国のエコポイント制度の導入ということがありまして、振興券の利用と同時に購入されたような経過がございます。 そしてまた、一方ではこの振興券の発売に合わせまして自社独自のセールを行っていた事業所、こういったところでもこの振興券の利用は好調であったというように思っているところでございます。総じて、今回の地域振興券の評価といたしましては、市内消費者の購買意欲を促すことになったんじゃないかというふうに考えているところでございます。また、振興券の利用状況、どれぐらいであるかということでございますが、8月28日換金作業を行った段階では2億2,558万6,000円の換金があっておりまして、残すところ約1,500万円が残っているという状況でございます。 それから最後に、今後の発行する計画はあるかということでございますが、今現在のところ再発行する考えは持っておりません。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(深田富造君) 嶋田豊昭議員。 ◆13番(嶋田豊昭君) ちょっと項目が多過ぎて焦点が定まらなかったような感じがしておりまして、執行部の皆さんも質問と答弁というのがうまくかみ合わなかったかもしれません。私心配するのは、特に地域経済の問題であります。近藤市長も、昨年の秋市長になられてから、恐らくこういった実態というのは予測されていなかった、特に市長選挙の際には。財政的な問題はいろいろ言われたと思いますが、一般の人がこれだけの急激な落ち込みというのは思いもしなかったという面があろうと思っております。私も、昨年末あたりから今度のこうした国内経済の状況というのは専門家が言っておりますのは最低2年は続くんじゃないかというようなことも言う人もありますし、特に地方経済というのはなかなか回復がしにくい面もあるんじゃないかと思っておるところでございますので、そういう点で景気の面、雇用の面についてはこれまでの行政、安来市の行政の中では大半が県だとか国だとかそういうところでやっていただけるもんという認識もあったように思うわけです。 しかし、今回の状況というのは市長をトップにして相当深刻に検討すべき、そういう状況があるんじゃないかと思っておりまして、先ほども市長答弁の中で市内企業等いろいろな聞き取りをやったということではありますが、安来市でやるべきこともすぐ手を打つ、そういう方向に持っていかないと、国だとか県、そういうところ任せだけではできない、そういう状況があるというふうに私も感じております。 財政の見通しも提出をされましたが、そういう中で安来市ができることといえば、やっぱり短期的な問題というよりもある程度長期的な視点に立てば固定資産税の税率の見直しとか、そういうところも含めて市長をトップにして本当に真剣に検討されるべきだというように思っておるところです。そういう点、市長のお考えがあれば再度お伺いをいたしたいと思います。 先ほど真野部長のほうからもありましたように、独自の税収が減れば交付税で見ていただいても25%分の相当部分は使えない金額になるわけですので、そういうあたりは深刻に考えていくべきことだというように思っております。 生活保護についても、全国的には非常に生活保護の申請がふえているというように聞いておるわけですが、安来市においても現在は恐らく県内でも一番保護率の低い地域じゃないかと思うわけですが、どうしても生活保護については財産があったり周囲の目というか、そういうことがあったり、相談しにくい面もあるんじゃないかと思っておりますので、失業などで困っておられる人がすぐ相談できる、そういった体制については十分お願いをしたいと思っております。 若干の時間があれですので、市長のほうからその1点だけお伺いをいたします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 嶋田議員さんにお答えいたします。 先ほど地域経済が今疲弊している、これは御存じのように去年の秋の世界同時大不況のあおりでございますが、やはりマクロ的に見ても大変なことでございますが、国内でも6月には景気が底を打ったと、4月から6月まではGDPも3.7%上昇した、それからトヨタも世界的には37万で増産に入るとか、あるいはFRB準備局もアメリカの、これも底打ち宣言したと、こういう明るい材料もどんどんありまして、私は今後の経済というのはある程度明るい見通し持ってる、しかしそれまで先ほど言われました1年ぐらいかかる、あるいは全治3年という今の政府の見通しでございますけども、私は明るい見通しの中でもそれまでの対策も大切でございます。これは今行っております臨時対策債とか、そういうものとあるいは連動しながら、国の我々もしっかりと地元の事業者にいくように、我々も今予算を配分して対応しておるところでございまして、今後もそういう方面でブロードバンド等もできれば、できるだけ地元の事業者の方にお金が行き届く、事業が行き届くような予算配分を今後やっていきたい、こういうふうに思っております。 ○議長(深田富造君) 嶋田豊昭議員。 ◆13番(嶋田豊昭君) 若干楽観的な面もお持ちでございますが、ああいう中ですので、そういう悲観ばっかりしておってもいけませんが、やっぱり市長以下検討されるときには本当に深刻な状況もあるわけですので、しっかり真剣に検討されるようにお願い申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で13番嶋田豊昭議員の質問を終わります。 1番田中明美議員、登壇願います。            〔1番 田中明美君 登壇〕 ◆1番(田中明美君) 議席番号1番田中明美でございます。議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 この1年間いただいておりました市議会議員の職も、この9月議会で任期を終わります。この場に立たせていただいております感謝の意味を込めまして、今の私の力量の精いっぱいで一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 1つ目の質問といたしまして、森林整備及び緑化普及事業についてお伺いをしたいと思います。 その前段に、まず安来市全体の面積と大まかな土地の利用状況として山林、田んぼや畑、果樹園等の耕作地、宅地や公共施設、道路等を含めたその他の土地、また中海にも安来市の土地があると聞いておりますが、それぞれどのような面積でどのような割合となっておりますでしょうか、お伺いをいたします。また、安来市における山林の保有者別の面積もそれぞれお答え願います。 次に、2つ目の質問として学校給食についてお伺いをいたします。 6月議会の一般質問でも、この件につきましては市長にお伺いをさせていただきました。そのとき近藤市長は、現在は教育委員会が所管をし、中学校の弁当給食の試算や1,150食の安定供給の業者選定などについて検討をしていると御答弁をいただきました。その時点では、伊達山教育長はまだいらっしゃいませんでした。先ほど、食育の必要性を十分に感じていらっしゃるということはわかりました。 それでは、中学校の給食実施についてのお考え、そして現在までにどのような検討が教育委員会でなされているのか、改めてお伺いをいたします。それぞれに御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(深田富造君) 石丸産業振興部次長。            〔産業振興部次長 石丸秀一君 登壇〕 ◎産業振興部次長(石丸秀一君) 失礼いたします。 安来市の土地利用状況につきましての御説明をいたします。 総面積は420.97平方キロで、内訳は山林が298.92平方キロで71.0%に、耕地が52.33平方キロで12.4%、宅地及びその他が48.15平方キロで11.5%、中海が21.57平方キロで5.1%でございます。中海の全体面積86.79平方キロに占めます安来市の行政水面の割合は24.9%になっております。 それから、山林面積の保有形態別面積は、国有林が5.16平方キロ、公有林12.39平方キロ、私有林281.37平方キロでございます。このうち公有林面積の内訳は、県有林が0.29平方キロ、市有林が5.63平方キロ、財産区有林が6.47平方キロでございます。 以上、説明とさせていただきます。 ○議長(深田富造君) 伊達山教育長。            〔教育長 伊達山興嗣君 登壇〕 ◎教育長(伊達山興嗣君) 小・中学校の給食について田中明美議員の質問にお答えいたします。 学校給食につきましては、田中議員のお話のとおり6月議会でも市長が答弁しておりますし、また前年度前石川教育長も質問にお答えをしておるのは私も承知しております。このたびぜひ私の考えをということですので、お答えしたいと思います。 私は、学校給食は教育活動として先ほど嶋田議員にお答えしましたとおり非常に重要な分野であると考えております。安来市の小・中学校の給食実施状況については、田中議員さん御承知のことと思いますが、さて未実施の中学校の学校給食につきましては、以前から諸課題を抱えております。実施するに当たりましては、学校施設の改修や校舎の改築あるいは校地が狭隘なところもあったりし、いろいろと問題点があると考えております。しかし、実施に向けて進めていかなければならないと考えております。しかし、相当な経費が必要となり、またそれなりの時間がかかりますが、具体化できますように前向きに検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 田中明美議員。 ◆1番(田中明美君) ありがとうございました。 本日は山林についての質問をさせていただきたいと思っておりますが、中海全体の約25%が安来市の土地であるということは、私の勉強不足で今回初めてわかりました。先日、米子市議会は大橋川改修事業について中海の水位上昇について不信感を持ち、かなり慎重論が出たようです。安来市も定住自立圏構想の中で中海環境保全の推進と提案をされておりますので、中海の4分の1は安来市であるということを市民もしっかり受けとめ認識し、もっと積極的に4市1町の先頭に立って中海の自然環境について護岸整備も含めてしっかりと頑張っていただきたいと思います。 そして、安来市には中海に流れる大きな3本の川があります。飯梨川、伯太川、吉田川、そしてその水質、水源を支えてくれているのが安来市の71%を占める山林であります。今、日本じゅうで地球温暖化防止などの地球環境の保全のため、国土の緑化運動の一環として森を守り育て、その恵みを生かして持続的に循環をさせていくことの重要性が広く訴えられています。先日安来市においても、安来市地球温暖化対策地域協議会が設立されたと聞いております。現在安来市として、森林保全のため森林整備や市民に対しての緑化普及の事業はどのような取り組みがされておりますでしょうか、お伺いをいたします。 次に、中学校給食についてですが、伊達山教育長のほうから実施に向けての積極的なお考えでとても心強く感じております。前向きな御答弁ありがとうございました。昨日の全員協議会で定住自立圏構想について内容をお伺いをいたしましたが、その中に学校給食に特産物を取り入れ、食育を通じて次の時代を担う子供たちに圏域への愛着を持ってもらう取り組みを行うという項目がありました。私はとてもすばらしい事業であると思っておりますし、私の周りのお子さんを持つお母さん方からもとても関心があると話が出ておりました。 しかしながら、島根県、鳥取県で学校給食実施について小学校は全校はあるものの、中学校においては安来市の一中、二中、三中、広瀬中学校の4校、米子市は11校中9校、境港市は3校中3校が学校給食ではありません。安来市、米子市、境港市以外では江津市の3校がありますが、江津市は給食センターを来年建設し、平成23年度から給食開始が決定をしております。島根、鳥取で中学校165校中、安来、米子、境港の16校だけが学校給食のめどが立っておりません。定住自立圏構想で学校給食が取り上げられているということは、安来市の残った4校の学校給食が実施に向かってどんどん進められる方向にあるのか、また逆にとりあえず現在給食を実施している小・中学校だけを対象にするのか、私は前者であってほしいと思いますが、定住自立圏構想を踏まえ近藤市長のお考えを改めてお聞かせください。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 学校給食は、私も大変近い将来実施していかなければならないというふうに強く思っております。今その方法を考えておりまして、前にも言いましたが、最もいいのが自校方式あるいはその次はセンター方式、それでかなわなければ弁当方式ですね、そういう大体3段階で考えております。自校方式は各学校に1つずつ給食室あるいはその係の人たちを配置しなければなりません。給食センターも、これ前々から議論になっております、広瀬統合中学校ができる前からそういう計画もありましたけども、なかなか今センターについても多額の資金が要ります。御存じのように、今本当に市の財政も大変でブロードバンドも抱えております、いろいろなもん抱えておりますね。それで、せめてセンター方式でいかないといけんと思っておりますけども、それに行くまえに弁当方式でもとにかく実施しておかんといかんじゃないか、今広瀬は弁当方式でやっておりますので、その辺の保護者の補助は広瀬はあるのに安来一中、二中、三中はないと、ちょっと不公平じゃないかというようなこともありまして、ぜひともその弁当ぐらいは最初に市内の一中、二中、三中は早期実現ということで今検討しておりますけども、今正直なところ本当にその辺のところ真剣に考えておるところでございます。指示しております。 ○議長(深田富造君) 石丸産業振興部次長。 ◎産業振興部次長(石丸秀一君) 森林保全のための森林整備は、市民に対しての緑化普及事業に取り組みにつきまして御説明いたします。 安来市におきましては、土地所有者と安来市が造林者となる市行造林地が4.77平方キロ、森林整備協定造林地が0.53平方キロ、社団法人島根県林業公社が費用負担をいたします公社造林地が14.20平方キロあります。これらの森林につきまして下刈り、間伐等の保育管理を行っているところでございます。 森林整備協定造林につきましては、水の供給を受ける下流域の自治体と水利権を持つ上流域の自治体が一体となって水資源の森林整備に取り組むものであり、現在下流の松江市と0.41平方キロ、東出雲町と0.12平方キロの分収造林契約を締結しております。昨年の実績でございますけれど、松江市分として下刈り、植栽面積が18.83ヘクタールで事業費は715万6,800円、東出雲町分として下刈り、植栽面積が5.92ヘクタールで事業費は299万2,500円となっております。今年度につきましても、下刈り、植栽を実施し、水源の森づくりにも努めてまいります。 緑化普及事業につきましては、安来農林振興協議会により緑の家庭募金を初め、県緑化推進委員会の緑の公募事業等の助成を受け、安来市農林業祭において緑化木の配布等を行い、緑化普及の啓発に努めているところでございます。 また、森林整備協定造林地におきまして斐伊川水系水源の森づくり住民交流会として下流自治体の住民と地元住民による植林体験や昼食会等を行い、森林整備の取り組みに理解を深めていただいてるところでございます。今年度は東出雲町との住民交流会を11月28日に計画をしております。下流、上流の住民が一体となった水源の森づくりに理解をいただく機会として考えております。 以上、説明とさせていただきます。 ○議長(深田富造君) 田中明美議員。 ◆1番(田中明美君) ありがとうございました。 現在、森林整備は所有者の高齢化が進んだこと、植樹をし何年もかかって育ててきた人工材の杉やヒノキがほとんど利益につながらなくなったことなどから、なかなか活発には進められていないのが現状であると聞いております。やはり安来市全体の取り組みとして、森林整備を行っていかないと、そこに住んでいる人たちだけでは今後さらに管理が厳しくなっていくと思います。そのために、森林整備についてしっかり市民に理解をしてもらう活動はもっと必要であると思います。安来市でも、環境を守る活動はあちこちでいろいろな団体がボランティアや事業を行ってきています。中海の一斉清掃やクリーンアップデー、宇賀荘小学校のエコクラブは川沿いのクリーン活動、伯太中、赤屋小、布部小は緑の少年団活動、その他たくさんの自然環境を守る活動が進められております。私は、安来市民はいろいろな活動の中で環境保全に対してとても意識が高いと思っています。それぞれがそれぞれの場所で活動するのもすばらしいことだと思いますが、雨が降り、安来市の71%を占める山々が潤い、しっかりと水を蓄え、それぞれの川に水を流し、田畑で作物が実り、最後に中海へと流れていく、この自然の恵みが持続的に循環されていくことの重要性も安来市全体の環境保全として安来市民みんなでもっと理解をしていかなければならないと思います。斐伊川水系水源森づくり住民交流会で、下流自治会の松江市や東出雲町の住民の方々が直接山林に入って見て実際に植林体験をされていることは、森林整備の大切さを理解するにはとてもすばらしいことだと思います。農林業祭の苗木の配布もいいことだとは思いますが、せっかく上流と下流の交流する事業が行われているのに、恐らく補助金の関係もあるのだとは思いますが、松江市や東出雲町との交流だけでなく、安来市の下流に住んでおられる住民の方々が上流に出かけていき、直接山を見、直接植林体験などを行う安来市民全体で一緒になって取り組む、そんな森づくりの普及活動も今後ぜひ御検討をいただきたいと思います。 中学校給食について、近藤市長は近い将来実施に向けて今いろいろ検討をされて指示をされている、給食センターの前にでも弁当方式でもとにかくぜひとも早目に行いたいと、そういう答弁をいただきました。先日、思い出の給食アンケートという記事を見ました。その中で、好きだったメニューの1番がカレー、2番が揚げパンだそうです。また、今給食を食べるとしたら1食幾ら払うかという質問では、平均336円でしたが、鯨の竜田揚げがいっぱい食べられるなら3,000円出しても食べたい、当時の給食ならおいしくなかったから一円も出したくないなどとの答えもあったそうです。ちなみに私は、カレー汁にソフトめんをつけて食べるメニューが大好きでした。子供のころ、クラスみんなで食べた給食は好きも嫌いも含めて楽しい思い出です。この給食の思い出の料理が地元の特産物であれば、間違いなく地元に愛着がより生まれてくると思います。若いときに都会に出ていた人たちも、もしかしたら大好物が地元にあれば、地元に帰ってきてくれるかもしれません。定住自立圏構想の中、学校給食に圏域内の特産食材の使用の事業は、各学校によって給食の方式が違うことや食材の価格等難しい問題もたくさんあると思っています。それでも子供たちに地元に愛着を持ってもらうための新しい事業とするならば、ぜひ中学校完全給食実施を近藤市長、伊達山教育長により強くお願いをさせていただきまして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(深田富造君) 以上で1番田中明美議員の質問を終わります。 この際、しばらく休憩いたします。 再開は3時10分といたします。            午後2時57分 休憩            午後3時10分 再開 ○議長(深田富造君) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 これより一問一答方式で行います。 3番田淵秀喜議員、質問席へ移動願います。            〔3番 田淵秀喜君 質問席〕 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 議席番号3番田淵秀喜でございます。今回から50分ということで、一問一答方式も10分時間が延びたということで、張り切ってたくさんの質問をしようということで出しました。しかし、前段の議員さんとかなりかぶった部分がございますんで、若干視点を変えながら質問をさせていただきたいというふうに思います。50分でありますんで、できるだけ短くというふうには思いますんで、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 まず最初に、市政運営についてということで、市長に伺ってみたいというふうに思いますが、就任をされてほぼ1年が来ようとしております。いわば市長の任期ということで言えば4分の1が過ぎる状況になっておりますが、前段の石倉議員の質問の中でマニフェストについての部分については2項目ぐらいはほぼ完了で、あとほぼ着手をしている中身だということでございましたが、基本的にはこの昨年度後半からいろいろと経済対策等々がございまして、予算、国からの交付金等々たくさんある中での事業の推進だったんではないかというふうに思うわけでございまして、やはり市長としては今年度の3月議会の中で予算を組まれて、新たな予算の中でスタートされたわけでございますんで、この1年余りの期間を振り返られまして、まずその自己採点といいますか、進捗について市長の所見を伺ってみたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) 田淵議員にお答えいたします。 1年間を振り返ってということでございますが、本当に経済的に私が就任したときにはがけにどんどんどんどん落ちていく、世界経済、日本経済、そういうときでございました。本当にこの緊急対策がすぐ冬から春にかけて打たれたわけですが、それの対応に追われたというようなことでございます。庁舎問題もございますし、私も先ほど言いましたように、先ほどのお答えしたようにマニフェストも大体8割ぐらいは今進捗中であるというようなことですね。まずまずではないかと思っております。ただ、今後いろいろな建設計画もございますし、大きな問題もございますけども、これまでのところほぼ予定どおりというようなことでございます。 以上。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) それで、私は民間の出身でもございますが、新しい体制になったときのやっぱりトップといいますか、長というので一番まず重要なのは人事ということになろうか、また仕事をしていく上での最も重要な体制づくりをするための人事ということであります。その中で、やっぱり山積をするたくさんの課題、こういったものを克服していく上では、職員の皆さんの能力、こういったところをしっかり見きわめて、そしてその方々の能力が生かせる職員の配置がきちんとできるということ、そして職員の皆さんがやる気を持って取り組みができる、そういった体制づくりが非常に重要だというふうに私は思っております。行政はややもすると縦割りという部分が非常に強くて、横の連携、こういったものがどうしてもおろそかになりがちで、市民サービス、こういった部分の中ではそういった部分で問題が起きる、こういったことがややもするとあるんではないかというふうに私は思っておりますんで、そういった行政組織の体制という部分でこの1年間市長として体制としてはできたんだと、これから向かっていくんだというふうに言えるのかどうなのか、それの所見をひとつお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) お答えします。 大変民間でやっておられますので、その辺のところはよくわかってると思います。この人事というのは、大変大事なことでございます。私も、これから適材適所でこの効率よくやる気のある人を引っ張り上げてやっていこうと思っておりますが、やはり庁議なんかで一、二回言ったことがありますが、とかく行政マンは、これ一般論ですよ、安来の職員さんという意味じゃない、国もなにも含めて役人というのは大体できないほうからいろんな理由を探してくる、これはできないできないと、そうではなくてとにかくやってみよう、やってみよう、やってみよう、民間みたいにですね、そういう体制でやってほしいということを訓辞で二、三回言ったことがありますけども、そういうマイナス面からじゃなしにやろうやろう、失敗を恐れずにやろうということで訓辞した、今もそういうつもりで引っ張っていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 市長の気概といいますか、思いはわかりますが、期間的にももう1年が過ぎようとしておりますんで、早急にそういう体制とっていただく、あわせてやっぱり職員の皆さんと市長の信頼関係、こういったもんなくしては取り組みが進んでいかないというふうに思いますので、どうぞその辺もあわせてお願いをしておきたいと思います。 そこで、国政の変化についての対応ということで若干聞いてみたいと思うわけでありますが、市長の所信の中で石倉議員にもありましたけれども、政権政党がかわったという大きな歴史的な出来事がございました。これからいろんな面で影響も出てこようかというふうに思うわけでありますが、市長の所信の表現としてはやっぱり期待していますよとか願うところでありますよとか、いわば成り行きの状況をまず見て、待ちの構えという部分が非常に強く私自身は感じられたところがございました。やっぱり自治体の長でございますんで、安来市にとって必ずこれ必要だと、また予算等々についても必ず交付金としていただかなきゃならん、こういった部分については先ほど他の自治体との連携という部分もあったわけでありますけれども、やっぱり市長としての待ちではなくてやっぱり動く動の取り組みというものを期待をしたいなというふうに私は思っております。 そうした中で、課題の中にも多数大きなものもございますし、また継続的に現在進んでいる中身もございます。そういったものをしっかり市長として整理をして動きのある取り組みを市長に要請をしたいなというふうに思っております。そういった部分を詰めるためには、市長の個人的な支援者とは違うかもしれませんが、新しい政権を担う民主党とのパイプ、こういったものがどうしても必要だろうというふうに私は思います。そういったところとの要するに、ただお願いに行って済むんじゃなくて、きちんとした話ができるようなパイプを人脈という部分もあわせてつくっていく、こういったことが必要だろうというふうに思いますが、その辺について市長の御見解を伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 近藤市長。 ◎市長(近藤宏樹君) まず、国政とのかかわりということでございますが、民主党さんが今度政権とられる、まだ正式ではございません、内閣が発足して国政を担当されると思いますが、我々今までの自民党は連立与党、今のやはり産業中心とか、まず対外的に力をつけて、そして内需の拡大とか、あるいは国民、教育とか福祉にそういう富を配分するというあれでしたが、今回は逆に福祉教育内部から充実させて内需を喚起して景気を持っていくという、そういう大転換でございます。その辺をよく我々見きわめて、それに対応して、仮に福祉協議会どんとやってくだされば我々も助かるし、そういう面でこれから今後のちょっと推移を見ていきたい。そして、これからは与党でございますので、そういうパイプも必要になろうかと思いますので、その辺もいろいろ探っていきたいと思っております。 また、ちょっと待ちの行政じゃないかと言われましたので、僕はちょっと心外でございますけども、このブロードバンドもある職員が絶対やろう、まだよそが手を挙げる前にやろうと言いましたし、今度住宅も先ほど田中さんの質問もありましたが、地元材を使って森林の林業を振興していこう、それには山林の地籍調査もせんといかん、地元材を使ってやっていこうとか、いろいろ盛りだくさん持っております、マニフェスト以外に。高速路線バスも今も都市の選定もさせております、バス会社等ももう担当させておりまして、私はかなり前向きにやってるつもりでございます。よろしくお願いします。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 市長から前向きにやってるということで、一層努力をいただくようにお願いをしておきたいなというふうに思います。 2点目になりますけども、財政見通しということで、これも嶋田議員とも若干かぶる部分がありますんで、若干割愛する部分もありますし、午前中の議懇の中でも詳しく中身も聞いております。ただ、本会議の場でございますので、一定の質問をしてみたいなというふうに思っております。 では、昨年後半からやっぱり非常に厳しい世界同時不況の影響ということで、私の民間の感覚で言えば中国等については一部回復という部分があるわけでございますが、日本においてはまだまだ在庫調整等は底を打ったという判断はされておりますけれども、非常に産業別のばらつきが大きいというふうに分析をしておりまして、これまでの不況時に比べて回復のカーブというものは非常に鈍い。あわせて雇用の醸成についても非常に好転の兆しというものはなかなか見えづらい状況にあるというふうに考えておりまして、一定の長期化をするのかなという見方をしております。特にその辺は製造業という部分に顕著でございまして、特に製造業の中では、生き残りをかけたいろんな施策が行われておるというのが実態だというふうに考えております。 したがって、こういった経済状況という部分を見れば、給与所得、こういったものが大幅なやっぱりマイナスというのはもう既に確実な状況にもなっておりますし、各種税収という部分についても非常に厳しい状況にあるというふうに私は思っております。その中で、昨今異常気象というのもありまして、第1次産業である水稲、こういった部分についても非常に天候不順の影響が懸念をされる状況にあるだろうというふうに思っておるところでございまして、まず1点目に特にその給与所得という部分がマイナスになりますと個人にとって可処分所得が大幅にマイナスになるということでございまして、安来市の自主財源に大きな影響を占める部分の中で、市内でのいろんな購買意欲の低下等々、こういったものの影響が非常に大きくなるんじゃないかというふうに思いますが、その辺の要するに自主財源にかかわる部分の見通し予測というものをまず1点聞いてみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 税全体のことにつきましては、先ほど嶋田議員に答弁させていただいたとおりでございます。 今おっしゃいましたように、個人住民税、中・長期の財政見通しの中では、来年、再来年、24年度までは右肩下がりで行くだろうと、24年度以降は少しは経済対策の効果があらわれて好転はしていくんですが、御承知のように生産人口どんどん減っていきますので、これは緩やかな減少を見込まざるを得ない。要は右肩下がり、きつい右肩下がりか弱い右肩下がりかと言えば、弱い右肩下がりになっていくんじゃないかという見通しを立てております。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございます。 本会議の場ですんで、中・長期の財政見通しという中でせっかく財政数値等々の状況、こういったもんを含めて概要について説明をいただいた部分がございました。せっかくですんで、その辺の部分についてもう一度お願いをしたいなというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 概要、中・長期の中では具体的にはまず大きい柱といたしましてはどうしても交付税、合併算定がえの平成27年以降のものを見込んでいきますと、今の規模をいかにして細くしていってソフトランディングをかけていくかと、その期間の中に重要である施策をどういうふうに盛り込んでいくか、これだけを非常に概要と言えばもうその辺を苦労して、何とかタイムスケジュール、それからもう一つで言えば26年度までしか発行できない特例債をいかに有効に使っていくか、この2点を特に重点的にやってきたところでございます。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございました。 財政については、この辺で終わりたいと思いますが、今の政権交代等々を含めて国の制度、それから交付金の中身等々が変わってくるというのが先にあるということも含めて、情勢変化等々について対応できるやっぱり体制づくり、こういったものをしっかり進めていただくということをお願いをしておきたいというふうに思います。 続いて、地域活性化緊急経済対策交付金事業の評価ということで、これも若干嶋田議員とかぶった部分がございました。特に地域振興券事業の評価ということで、私も聞いてみたいなということでありましたが、これについては先ほどの答弁の中で使用内容の詳細等々、特に大型スーパー等々を中心に活用がされたという話を伺いましたが、私はある面ではこの中心市街地の個人商店ですとか、個人の事業者の皆さんがどのような影響を受けて、またこの事業についてどういう認識を持たれたのか、その辺の評価について伺ってみたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) 振興券の個人商店の対応と反応はどうかということでございます。 先ほどの嶋田議員の中の全体の経済状態という中でお伝えして市長が答弁いたしましたが、この現下の不況下でございます。それぞれ個人商店の方々何人か当たった中では、思ったよりも販売量が落ちていないと、これも一つの振興券の効果じゃないかということも伺っているところでございます。また、換金に来られましたところでは、また再度の発行も望むという声も何件かあったというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) この事業については、早くやっぱりそういった事業をやったらいいとか、そういったいろんな意見の中である面では緊急な形でいろんな取り組みをされたということでございますが、やっぱりせっかくこういった事業をやったんですから、しっかりと評価をして、これから先のいろんな取り組みに対して生かせる中身じゃなきゃならんというふうに私は思っておりまして、特に課題としてこの事業に対してあった特徴的なものでもあれば、伺いたいなというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 田中産業振興部長。 ◎産業振興部長(田中操君) この事業に対する課題ということでございます。 販売当時、何人かの方に言われましたけども、欲しい方にすべて行き渡ってないというのが一つございます。そういったところが、今後の課題になろうかというふうに思います。安来市の場合にも、8月31日までが利用期間ということでございましたので、まだまだ最終的な分析はこれからということになると思いますので、その分析結果、どういった結果になるかわかりませんけども、また生かせるものがあれば参考にして生かしていきたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございました。 最終的にきちんと精査をされて、やっぱりせっかくの事業でございましたんで今後に生かしていただく。あわせてやっぱり今後その商品券を発行しないという嶋田さんのときの答弁でございましたが、それに同じような商品券事業ではなくて、また違ったやり方、次にそれだけ範囲を広げて、例えばボランティアポイントみたいなものであるとか、いろんな取り組みの幅を広げる意味で、この結果というものを十分生かしていただきたいなというふうに思っております。 次に、緊急雇用創出事業の中で市としてこの創出事業ということで、現段階の状況ということで伺ってみたいと思います。形態としてはいろいろあると思いますが、その中身と人数をあわせてお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) 緊急雇用対策事業でございます。7課6事業で延べ10人の雇用実績という形になっております。その他ふるさと雇用対策事業としまして、2課で2事業を実施しておりまして、これで3名、合わせまして13名の雇用ということの状況でございます。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 雇用形態としては、市としての直接臨時雇用なのか、例えば派遣会社等々の契約をこちらに回していただくという形なのか、その雇用形態についてはいかがなもんでしょうか。 ○議長(深田富造君) 真野総務部長。 ◎総務部長(真野善久君) それぞれ制度でふるさと雇用ですと原則1年以上、緊急雇用ですと6カ月未満という形の雇用期間がまず設定されております。今回今申し上げましたものにつきましてはすべて市の臨時雇用という形で、同じ条件で日額6,100円の直接雇用ということにしております。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ありがとうございました。 市の直接雇用ということで安心したんですが、やっぱり派遣会社等々でありますと同じ臨時雇用の中でも賃金差が出るというような事象も起きておるということもございますんで、伺ったところでございます。これからもそういった部分で状況を見ながら、必要があればやっぱり雇用という部分については努力をお願いをしたいというふうに思っております。 次に、特に安来市の所有の土地にかかわる中身ということで、土地開発公社並びに安来市開発公社の管理資産の状況ということで、大きな課題の一つになる部分だろう、将来にわたってやっぱり安来市として負担にならないように、こういった部分についてはきちんと取り組みを進めていく必要があるんだろうというふうに思う中身でございまして、ハーモニータウン汐彩住宅団地の販売状況等展望についてということで、再々出る中身でございますが、この厳しい経済状況の中で現状がまずどうなっているのかというところを販売状況について伺ってみたいというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 井塚基盤整備部次長。 ◎基盤整備部次長(井塚政美君) 安来市土地開発公社が汐彩団地を保有しております。今の現在のところが88区画でございまして、面積的に見ますと約2万4,000平米でございます。交渉しています分譲予定額で申し上げますと、10億4,000万円強でございます。それから、あそこに商業用地がございますけども、商業用地4,200平米余りのものでございますが、これは県の土地開発公社から買い取り時のときにあわせまして移管を受けております。これが今所有しておるものでございます。販売状況につきまして今申し上げましたように229区画のうち139までが20年度で分譲できまして、本年度に入りまして今2区画契約できまして、結果今のところ88区画の残ということでございます。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) 販売の状況としては、非常に鈍い状況だろうなというふうに思うわけでございますが、やはり今後こういった住宅団地についてはどう販売を促進をしていくかということをやっぱり真剣に考えながら取り組んでいかないと売れない土地がいつまでも安来の市有財産として残る、財産としてだけで一緒に安来の財政的には一定の負担をかけていく中身になっていくということでございますんで、一つの処分といいますか、販売の今後の考え方で何か特徴的に促進を進める考え、こういったものについてあれば伺ってみたいなというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 井塚基盤整備部次長。 ◎基盤整備部次長(井塚政美君) 今までいろいろな特別分譲等々やってきておりますけども、今後も安来市の発展のため売る土地、売れる土地としまして国のいろいろな施策、それから市独自の分譲促進策、イベント等で時間はかかるかもしれませんが今後も完売目指してやっていきたいというふうに思っておりますが、今後検討したいと思っておりますのは、安来市を中心とした地元中心ばかりではなくて、都会地のほうへお住まいの方のほうへもPRをして、現場の環境のよさ、景観のよさ、あるいは都会地と比べますと地価が安いわけでございますので、そういうこと、あるいは地盤が非常に安定してるというようなことをPRして、こちらのほうへ来て見ていただくように努めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) ぜひとも努力をお願いしたいと思いますが、やっぱりなぜ売れないのか、経済状況も含めて非常に難しい状況にはあるわけですが、こういったときになぜ売れないのかという部分をしっかり調査分析をしていただきたいな。要は結構家を建てたいという方があるんですが、私どもの事業所の中でも家を建てたいという方がある中で、こう見てみますと米子ですとか東出雲のほうに出られる方も結構多いんですよね。やっぱりせっかく安来にあるんで、ぜひともという話をするんですが、やっぱり全般的には値段的なことも非常に高いとか、非常に海端で車が傷んでいかんとか、いろいろ細かい部分もあるんですが、課題があります。やっぱりひとつそういった課題をしっかりまとめられて、それを克服するということもあわせて販売促進につながる一つの手段でもあろうかというふうに思いますので、しっかりその辺の分析は要請をしておきたいなというふうに思います。 最後に、防災対策ということで伺いをしたいというふうに思います。 既にハザードマップ等々作成をされておりますけれども、昨今の状況で言えばけさもインドネシアのほうで大きな地震がございましたし、関東地方等々でも地震、こういったものが多発する状況になっておりまして、最近のこの自然災害を見ますと非常に想像を超えた部分というのが多いというふうに私は思っております。とはいっても、やはり行政としては有事の場合は的確な対応であったり、それ以前にやはり住民の方々への防災意識の向上という取り組みが非常に重要だろうというふうに私は思っております。国の中では、地震マップをつくれとかいろいろあるわけですが、それでも自治体の中で最も有効なそういった取り組みが必要だろうというふうに思っておりまして、地震マップにこだわるわけじゃございませんが、地震であったり水害、この辺の中身をしっかり織り込んで有効なマップという部分が安来市としてはどういうふうに評価をされているのか、伺ってみたいなというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 三徳消防長。 ◎消防長(三徳伸吉君) 田淵議員の御質問にお答えをする前に、私消防長が防災対策を答弁させていただく理由を冒頭申し上げたいと思います。 現在、安来市では防災という名のついた危機管理及び災害対策等を含めた総合防災を所管する部門はございませんで、消防にだけ防災課が設置をされております。御承知のとおり消防の任務は救急搬送、火災消火、予防消防が基本であり、総合的防災対策は本来総務部門で対応が適切かと存じておりますが、御説明申し上げましたように現時点での防災を担当所管をいたしておりますので、私のほうから御説明申し上げたいというふうに思います。 先ほどの御質問でございますが、地震マップ並びにハザードマップといいますか、そこら辺の関係でございますが、実は地震マップにつきましては今年3月に建築住宅のほうで地震防災マップを作成をいたしております。これは平成20年度に策定をいたしました安来市建築物耐震改修促進計画に基づいて県下で一番早く地震防災マップを作成をして、建築住宅課のホームページで今現在内容公開をいたしております。しかしながら、公開をいたしておりますが、まだ積極的に周知がなされてない状況でございますので、これからはしっかりと広報をしてまいりたいというふうに思っております。 もう一つハザードマップでございますが、ハザードマップは基本的に私どもでは市民防災マップとして市民の方に配布いたしております。これは有事の際に被害を最小限に抑えることを目的として作成したものでございまして、万全の防災体制を確立したものというふうには考えておりませんので、これらを使いながら、要するに地震マップを使ってどこが安来市で揺れやすいのか、それとこのハザードマップ、市民防災マップを使ってどこが水がかかるのか、何メートルぐらい予測できるのかというのを総合的に判断をしていただいて市民の防災意識を高めていただきたい。我々もしっかりと、それは市民の方々にお知らせをしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) こういった防災という部分は、のど元過ぎればどうのこうのじゃなくて、やっぱり定期的にきちんと市民の皆さんに思い起こしていただく取り組みという部分が必要だろうと、PRといいますか、周知をする動きというのは単発的ではなくて定期的にきちんとできる体制が必要だろうというふうに思っております。防災訓練等々安来市でやるわけでありますが、非常に部分的にやるということで全体的にやる機会というのは非常に少なくなっておるということと、安来市の範囲が非常に広いということで、それぞれの地域の中で人工汚染は違いますし、いろんな課題がある中で、それを周知していくのは非常に難しい部分だろうというふうに思っておりますので、いろんな課題等々を含めて検討いただいて、今後の取り組みを進めていただきたいなというふうに思います。 そうした中で、やっぱり医療機関であったり介護施設であったり、特に避難所となる教育施設であったり公民館、こういった公共の施設について災害危険箇所に隣接するもの、そういったものがないのかどうなのか、またあるとすればそういった部分の対策の取り組み、こういったものの計画があるのかどうなのか、伺ってみたいなというふうに思います。 ○議長(深田富造君) 三徳消防長。 ◎消防長(三徳伸吉君) 医療とか介護とか教育施設、公民館等々、そういう施設とそれと災害危険箇所の関係でございますが、こういうふうな該当施設が立地しておる災害危険箇所は、今現在安来の管内に14カ所あるというふうに認識をいたしております。現在の取り組みといたしましては、この地域については先般山口県で土砂の災害の事案がございました。それを受けて、7月30日にこの14カ所で当該施設等に対して緊急に一斉点検を実施したところでございまして、土砂災害警戒区域及び浸水想定区域内の施設につきましては、早期の避難を決断することへの重要性を啓発促進してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(深田富造君) 田淵議員。 ◆3番(田淵秀喜君) きちんと把握をされて取り組みが展開されるということでございますので、ひとつやっぱり人命という部分については最も重要な中身だというふうに私も思っておりますので、取り組みのほうよろしくお願いをしておきたいというふうに思います。 若干早いようでありますが、私が予定をしておりました質問すべて終わりました。政権交代であったり経済の状況等含めて、これから非常に大きな変化が起きようというふうに私は考えております。市民の皆さんがやっぱりよかったなという取り組みができるように行政、それから我々も含めて一緒になって考えていきたいなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。 以上で終わります。 ○議長(深田富造君) 以上で3番田淵秀喜議員の質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれにて終了したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田富造君) 御異議なしと認めます。よって、本日の日程は終了いたしました。 次回本会議はあす午前10時に開議し、本日に引き続き一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。            午後3時47分 散会...